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ネイリストの職業病?腰痛・肩こりを防ぐ「1分間」のセルフケア対策

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 13 分前
  • 読了時間: 5分


〜「血流のダム」を放流して、筋肉の酸欠を防ごう〜


こんにちは。加古川市別府町にある、ふじい整骨院の院長 藤井です。


当院には、毎日お仕事や家事で一生懸命な女性の患者様が多く来院されます。



ネイル(爪)に色をぬる作業中の女性

その中で、先日「ネイリスト」として活躍されている方からのご相談がありました。


「夕方になると腰が固まって伸びない」


「施術が終わって立ち上がる瞬間、腰に激痛が走る」


「肩こりがひどくて、頭痛までしてくる」


指先を美しく彩り、お客様に笑顔と自信を届ける素晴らしいお仕事ですが、その華やかさの裏で、皆さんの身体は想像以上に過酷な環境に置かれています。


今回は、なぜネイリストの方にこれほど腰痛が多いのか、そして現場ですぐに実践できる「血流リセット術」について詳しくお話しします。



【原因】なぜネイリストの腰は「ダム」のように血流が止まるのか?


ネイリストさんの仕事姿勢を思い浮かべてみてください。お客様の小さな爪先に全神経を集中させ、ミリ単位のアートを施す際、どうしても体は「極端な前かがみ姿勢」になります。



「ボウリングの球」を支え続ける腰の悲鳴

人間の頭の重さは、体重の約10%と言われています。体重50kgの方なら約5kg。これはちょうど、ボウリングの球と同じくらいの重さです。


真っ直ぐ立っていれば首の骨で支えられますが、前かがみで覗き込む角度が深くなればなるほど、その重さは数倍になって腰や背中へとのしかかります。


施術中、皆さんの腰はずっとボウリングの球が転がり落ちないよう、必死に綱引きをしているような状態なのです。



●「静止」という名の過酷な労働

実は、激しく動き回るよりも「じっと同じ姿勢で止まっている」ことの方が、筋肉にとっては過酷な労働になります。


筋肉が動いていれば、ポンプのように血液を全身に送り出せます。しかし、集中して同じ姿勢を保ち続けると、筋肉が血管をギュッと押し潰したまま動かなくなります。


これが、まさに「血流のダム」ができてしまった状態です。



● 筋肉の「酸欠スパイラル」が痛みを呼ぶ

ダムによって血流がせき止められると、筋肉に新鮮な「酸素」が届かなくなります。


これが「筋肉の酸欠」です。酸素が足りなくなった筋肉には、痛みのもととなる老廃物がどんどん溜まっていきます。


この淀んだ状態が続くことで筋肉はさらに硬くなり、さらに血流が悪くなるという「負のスパイラル」に陥ります。


施術後に立ち上がろうとして「アイタタタ……」と腰が固まったように感じるのは、この酸欠状態の筋肉が急な動きについていけず、悲鳴を上げているサインなのです。



座ったままできる「こっそり骨盤揺らし」で血流を放流!


腰が痛くなってから対処するのではなく、痛くなる前に「ダムを放流」してあげることが大切です。


お客様との会話を遮ることなく、椅子に座ったまま「こっそり」できるケアをご紹介します。


● ステップ:立ち上がる前の「骨盤クイッ」


施術が終わってお客様を見送る直前、あるいは工程の合間に、座ったままで以下の動きをしてみてください。


  1. 椅子に座った状態で、背筋をほんの少し伸ばします。

  2. 右のお尻の骨(座骨)を、座面から1センチだけ浮かせるように「クイッ」と持ち上げます。

  3. 次は左。交互にリズムよく、骨盤を左右に揺らします。


見た目にはほとんど分からない程度の小さな動きで構いません。

この「骨盤揺らし」を行うことで、押し潰されていた腰周りの血管が解放され、せき止められていた血液が流れ始めます。


いわば、立ち上がる前の「暖機運転」です。これだけで、立ち上がり際のギクッとする痛みを大幅に減らすことができます。


1分間の「足ふみ」で脳の記憶を書き換える


血流を流し始めたら、次は仕上げです。一度立ち上がり、全身に酸素を巡らせましょう。



● 脳に「もう動いていいよ」と教える

長時間同じ姿勢でいると、脳は「この固まった姿勢が正常だ」と勘違いしてしまいます。

この脳の記憶をリセットするのが「1分間の足ふみ」です。


1時間に一度、タイマーをかけるなどして、1分間だけその場で足ふみをしてください。

膝をいつもより少し高く上げるのがポイントです。


「たったこれだけで?」と思うかもしれませんが、リズム運動をすることで全身の血流が改善し、筋肉にたっぷりの酸素が送り込まれます。


酸欠が解消された筋肉は柔らかさを取り戻し、腰への負担を劇的に軽くしてくれるのです。



お客様も一緒に!サロンの満足度を高めるコミュニケーション術

とはいえ、「接客中になかなか動けない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、思い切ってお客さまを巻き込んでみてください。


「実は私、腰痛予防にこんな動きをしてるんです。もしよろしければ、一緒にリフレッシュしませんか?」


このように伝えると、多くのお客様は「私も腰が疲れてたの、嬉しい!」と喜んでくださいます。


自分の体を大切にしているプロの姿は、お客様に安心感を与えます。また、お客様の健康も気遣う一言は、サロンのホスピタリティとして高い評価に繋がるはずです。



おわりに:加古川市のふじい整骨院があなたの「プロの指先」を支えます


ネイリストというお仕事は、指先から人を幸せにする本当に素晴らしいプロフェッショナルな職業です。


だからこそ、ご自身の体を「一番大切な道具」として労わってあげてください。


今回ご紹介した「血流のダムを放流する習慣」を、今日からぜひ取り入れてみてください。


もし、それでも腰の痛みが取れなかったり、足に痺れを感じたりする場合は、ダムがかなり強固に固まってしまっているサインかもしれません。


当院では、日本古来の伝統的な整体法を用いて、無理なく筋肉の緊張を解き、血流を根本から改善するお手伝いをしています。


あなたがこれからも大好きなネイルの仕事を笑顔で続けられるよう、ふじい整骨院は全力でサポートさせていただきます。


一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。


監修:柔道整復師・鍼灸師 藤井 憲之




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