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突発性難聴と診断された20代女性患者さんが、耳鳴りと音が聞こえにくい症状で鍼灸を選択された例。

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 2022年10月28日
  • 読了時間: 6分

更新日:6月15日

ある朝、起床するとなんか耳がつまった感じがする。


耳から聞こえる音が、「キーン」としている。これって?


最近いろんなことがあってストレスがたまってよく寝れなかった。そのせいで肩こりも強く耳も聞こえにくい感じがする。

 

そのようなことでお悩みの方は、いらっしゃらないでしょうか。

 

 

こんにちは。

加古川市別府町でふじい整骨院を開業しております藤井 です。

 

今回、このようなブログを書こうと思った理由ですが、当院に病院で突発性難聴と診断された20代の女性患者さんが来院されました。

少しでも耳鳴りと耳のつまった感じ(耳閉感)がよくならないかと、知り合いの同業の先生から鍼灸を勧められて、来院されたという経緯です。

 

突発性難聴は、原因がよく分からないとされている病気でもありますが、その症状を和らげる方法に鍼灸と整体が奏功するかもしれません。


最後まで、読んでいただけますと幸いです。

 


あるとき急に耳が聞こえにくくなった。その後、耳が「キーン」と耳鳴りするようになった。これって何が原因なの?

 

よくよく今回の経過をお聞きすると、ある朝、起床してから左耳が聞こえにくく耳閉感を覚えたとのこと。

 

ご本人としては、「仕事も忙しく、疲れがたまったせいかな。」と感じておられました。


初めてのことでもあり心配になり家族に相談して、近隣の耳鼻科を受診されました。


その耳鼻科で検査を受けた後、すぐに大きな病院に紹介されたそうです。


そこで、「突発性難聴」と診断されました。

 


突発性難聴は、ある日突然に片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。


日本では年間 1万人に 1~3人の割合で発症。


また、40代~60代の方に起こることが多く、発症率は約3千人に1人と推定されているデータもあります。


音を感じ取って脳に伝える役割をしているところが、なんらかの原因で傷ついたりリンパの流れが悪くなることで起こることも原因とされています。

 


血の巡りが悪くなったり、ウイルスの感染が原因であると考えられているそうですが、まだ明らかになっていません。


ストレスや過労、睡眠不足などがあると起こりやすいことが知られています。


 

この方も、病院ではすぐにステロイドの点滴を受けて、すぐにある程度聞こえるように回復しました。


しかし、耳の聞こえ方として高音の音が聞こえづらくなり、耳鳴り(蝉のような音)が残っておられました。


病院へ通いつつも、何か他に方法はないだろうかと中学時代から通っていた接骨院の先生へ相談されたことが来院のきっかけです。


その先生から「鍼灸も良いのではないだろうか」と当院を紹介・来院していただきました。


 

突発性難聴と診断されたが、治療の選択はどのようにすればいいのか。

 

今回彼女は、子供の頃から通っている接骨院の先生に少しでも良くなる方法はないかと相談と治療に行かれました。


その先生から「鍼治療も一つ良い方法だと思うよ。」


「もしよければ、知り合いの方を紹介するよ」と言われ当院をご紹介され、来院されました。


当院へ来られて、まずはしっかりと今回の状況がどのように起こったのかについて詳しくお聞きしました。


現在の仕事内容であったりストレスを感じていないかなど周りの環境と現在のおからだの具合についてお尋ねしていきました。

 

できるだけすべてお話をお聞きした上で、患者さんに合った治療方法を選択していきます。


病院に定期的に通いながら、当院でも治療を継続されました。


そして、時間を追うごとに、状態は安定され回復して行かれたのです。

 

とにかく安心して受けてもらえる環境を提供することが必要だと思っております。


常に精神的にもリラックスした状態で、受けていただくことで治療効果も倍増していきます。


症状的には、ストレスから来るものもあるからです。


体は、知らず知らず緊張し、体も歪み肩こり症状も強くでておられました。


肩周りの緊張をとりながら、耳の周りの血の巡りをよくするためのはり治療を行ったところ、徐々に改善していかれました。

 


突発性難聴は原因がわからないとされているが、そのきっかけとして意外なことが関係していることも。。

 

1.マスクの影響


コロナ渦になってマスクをする機会が極端に増えています。


マスクのゴムが耳をひっぱり過ぎて、耳周りの血の巡りが悪くなることがあります。


そのことが原因で耳が痛くなったり、肩こりや頭痛を起こしてしまうことも考えられます。

 

2.ヘッドフォンなど直接機器をつけて、音楽を長時間聴くことで。



特に、コンサートで大きな音で音楽を聴くことで、耳が一時的に聞こえにくかった方もいらっしゃるかも知れません。


また、ヘッドフォン難聴とよばれるものもあります。


ヘッドフォン機器を使用して、音楽を長時間聴いたりすることで発症するものです。


一時的に、耳の音を聞く細胞が傷がついたりすることが一因とされています。


1時間以上の長時間の使用は控え、耳を休ませることを意識されると良いと思います。


耳の周りのマッサージをしても効果的です。

 

3.ストレスを解消


難聴の原因としては、よく分かっていませんが、耳の周りの血の巡りが悪くなることがその一因と考えられています。


そこでお勧めしたいのが、入浴です。


適温から少しぬるめのお湯に、ゆったりと長い目に入ってよくからだを温めてみてください。


からだ全体の血の巡りが改善され、ストレスの解消にもなります。

 


まとめ

突発性難聴で来院された女性患者さんの例をもとにお話しをさせていただきました。


その原因については、よく分かっていないところですが、とにかく耳が詰まって聞こえにくい状況が続いたら、まずは医療機関を受診してください。

 

特に、突発性難聴の場合は2週間がゴールデン期間と言われています。



「すぐに治るかな」と思い、受診が遅れるとなかなか改善されなかったという例もあるとお聞きしています。

 

なので、

まずは耳鼻科等病院を受診してください。


そのうえで、耳鳴りなど何か他に方法がないかと思われた場合、鍼灸・整体も一度ご相談いただければと思います。

 

最後に、患者さんのお声をご紹介させていただきます。




Q:当院のことは何でお知りになりましたか?

通っていた接骨院の先生の紹介。


 

Q:他にも同じような治療院がある中で、どのようなことが決め手になって当院をお選びいただきましたか?

接骨院の先生の紹介(信頼もあり、長い間みていただいていたこともあり)


 

Q:実際にご利用してみての感想をできるだけ具体的にお聞かせください。

はり治療は初めてではなかったが、久しぶりということもあり、初診時は緊張しましたが、


先生やスタッフの方が優しく細やかな所まで話を聞いてくださり、


身体はもちろん心の方も穏やかな気持ちにして下さり、とても安心して毎月通うことが出来ています。

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