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「首こり」が原因で口が開きにくい。筋肉を鍛えて治そうとしてもなかなか良くならない理由。

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 2023年1月11日
  • 読了時間: 6分

・肩こりはよく聞くけど、首こりってあるのかな?


・首がこる原因は、ストレスが関係してるの?


・姿勢が悪いと、首に負担がかかるとよく聞くけど本当はどうなの?

 

当院にお越しになる患者さんとお話をしていて、よく相談される素朴な疑問を並べてみました。

 

 

 

こんにちは。

加古川市別府町でふじい整骨院を開業している藤井です。


よく、肩こりは巷(ちまた)でも耳にする言葉ですが、以外に「首こり」ってあまり聞かない方もおられるようです。


当院にお越しの患者さんから


「首の前側がこって口が開きにくく感じます。」


「これは、どんなことが原因でしょうか」


とご相談がありました。

 

今回のブログは、首がこることで口が開きにくくなったり、首が回りにくいなどの症状がある方に向けてどんなことに気をつけると良いかについて書かせていただきます。


最後までお読みいただけますと幸いです。

 

長年の首こりの原因は、姿勢にあった。


 

今回ご相談があった患者さんの困り事は、介護のお仕事を終えて自宅に帰ってゆったりとくつろいでいるときに、首のこりと肩こりを感じておられました。


首まわりのコリ。


いわゆる「首こり」がひどくなると、「いつも口が開きにくくなってしまいます」とお伺いしました。


また、生活上では飲食がややしにくいことも感じておられます。

 

そこで、

患者さんは、運動不足だと感じ自宅に筋トレを道具をそろえて盛んに筋トレをしてからだを鍛えようとされていました。


筋トレによって、からだを鍛えることは良いと思います。


ただ、アウターの筋肉を鍛えすぎると体が逆に動きにくいという状況が作られる可能性があります。

 

なので、

意識して鍛えていただいたいのは、アウターではなくインナーマッスル()。


特に体幹を鍛えることで、体の軸ができるので首への負担も減って首こり・肩こりも解消につなげることができます。


姿勢が変わるとからだも変わります。



アウターマッスルとは、「表層筋」のこと

 三角筋や大胸筋など、目でしっかりと確認することのできる身体の表面に近い部分に存在する筋肉です。


インナーマッスルとは、背骨周辺の筋肉の総称です。 別名:(深層筋・姿勢保持筋)

 

(インナーマッスルの鍛え方について)

FungoalさんのHPに詳しく書いてあります。大変分かり易いです。

 

 

筋肉を鍛えることで、首こりを解消しようとしたが、逆に肩がコリ出した。その原因と対処方法について。

 

 

患者さんの口が開きにくくなる状況は、首の前にある筋肉<胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)>という筋肉に異常なしこりができていることが原因でした。

 


これは、姿勢にも関連してきます。


介護のお仕事で常に頭を下げて、首の前の筋肉が縮かんで緊張しっぱなしでした。


また、利用者さんの生活・実施記録などもまめに行うため、首をうなだれた状況でパソコン入力作業をされていました。


長時間の作業は首、特に前側の筋肉に緊張が強いられて、コリの現象を引き起こしていたものと思われます。


 


 

当院では、まずはからだのバランスを整えて姿勢を良くする治療を行っていきます。


そうすることで、からだの軸がしっかりとします。


その結果、効率よくからだを鍛えることができるようになります。

 

からだにゆがみがあると筋肉を鍛えても左右にうまくつかないとか、偏った筋肉に刺激が入る可能性もあるため、バランス良く鍛える事ができないこともあります。


筋肉は、刺激や抵抗を加えて大きくなったりして鍛える事ができるのですが、体のゆがみがあることでどちらか一方に力が偏ってしまい、左右均等に筋肉に刺激がはいらないため不釣り合いとなってしまうことが考えられます。

 

 

この患者さんにも、当院で行っているバランスを整える治療を受けていただきました。


治療後には、体が左右均等に整い、動きやすいからだに戻ります。


患者さんからも

「しっかりと地面に立っている感じがして、立ちやすいです」


と感想をいただくことができました。

 

同じようにからだを鍛えることを目的にしていない方も、左右のゆがみを整えることで

首のこりや肩こりを解消することができています。

 


首こり解消のツボをお伝えいたします。


首こりが起きたときに、一度試していただきたい東洋医学のツボをご紹介させていただきます。


ツボの刺激の仕方ですが、押してみていた気持ちの良い程度で行ってみてください。


あまり強すぎる刺激は、おすすめではありません。


3秒ほど軽く押して、3秒〜5秒休憩して再度刺激する。


3〜5回ほどやってみると良いと思います。

 

1.「天柱(てんちゅう)』



このツボは、肩こりにもよく効くツボです。


いわゆる盆の窪(ぼんのくぼ)と言われる部分の横にあります。


首の後ろ側中央の部分(盆の窪)から横にずらすと、さらに凹んだ部分があります。

ここが、「天柱」というツボの場所です。


鍼灸治療では、ある意味定番となるツボでもありますので、私もよくこのツボをはりを使って治療しています。

 

2.「肩井」(けんせい)



首の付け根部分と肩の外側に先の部分を結んだ線の真ん中に位置するツボです。

肩こりの定番と言えるツボですが、首こりにも良いです。

 

3.「合谷」(ごうこく)



手の甲を上にしてください。


人差し指と親指の骨の内側をさすっていくと、交わってくる場所があります。


その交わったところからやや人差し指側に押すと、少し響いてくるポイントがあります。


この場所が、「合谷」というツボになります。


万能のツボとも言われ、肩こり、頭痛などのときにも是非とも試してもらいたいツボです。

 

 

まとめ

首こりを起こす原因のひとつに、姿勢が関連しています。


その姿勢を解消するために筋トレを行ったけれども、思うような効果が出せなくて、逆に首こり・肩こりを起こすことになってしまった理由について書かせていただきました。

 

体に起こった原因を探り、少しの対処方法を行う事ですぐに変化していくこともあります。


筋トレを行ってもなかなか首こり・肩こりが改善しない場合、筋トレの方法など少しやり方を変えていただくと良いかもしれません。

 

筋トレを行っているけど、首こり・肩こりがなかなか解消しないとうい方がおられましたら、当院に一度お気軽にご相談ください。


バランスを整えることで、からだも変化していくことがあります。

 

最後に当院にお越しの患者さんからの感想をいただきました。


ご紹介させていただきます。

 

患者さん:50歳代 男性

症状:首のこり・肩こり

 


Q:当院のことは何でお知りになりましたか?


紹介

 

Q:他にも同じような治療院がある中で、どのようなことが決め手になって当院をお選びいただきましたか?


先生、職員さんの対応の良さ

 

Q:実際にご利用してみての感想をできるだけ具体的にお聞かせください。


ただ、電気を当てるだけの流れ作業的な治療ではなく、原因をしっかりと突き止め、患部以外の部位から治療する方法が大変効果的だと思います。

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