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「なぜ私の【テニス肘】は治らないの?ラケットを握るのもツラい肘の痛みの本当の【原因】とセルフケア」

  • 3 日前
  • 読了時間: 7分
テニス肘の痛みで悩む40代女性患者さん

はじめに

毎日暑い日が続きますね ☀️。 また、今後さらに熱中症に関するニュースが報道されると予想されます。 スポーツを愛する皆さまも、こまめな水分補給や休憩を挟み、くれぐれもご無理のないようご注意ください 💦。

さて、昨今の健康ブームもあり、大人になってからスポーツを本格的に楽しむ方が本当に増えています 🎾。 当院がある兵庫県加古川市でも、日々アクティブに汗を流されている方をたくさんお見かけします。

そんな中、先日ふじい整骨院に「テニスが大好きで毎日のようにコートに立っているけれど、肘の外側が痛くてラケットが振れなくなってしまった… 。」という50代の女性患者さん(Yさん)が来院されました。

今回のブログでは、Yさんのように、いわゆる「テニス肘」で悩む方に向けて、「なぜ肘の痛みは長引くのか?」そのメカニズムと、お家でもできる具体的な対応方法をプロの視点から分かりやすく解説します 。

この記事を最後までお読みいただければ、テニス肘の正しい知識が深まるとともに、イライラする痛みから抜け出すヒントが必ず見つかります。ぜひ最後までお付き合いくださいね 。

肘が痛くてほんとイライラする。【テニス肘】の【原因】とテニスをしない方でも経験する理由

子育ても一段落し、ご自身の時間を満喫されている50代のYさん 。長年ママさんバレーをやっていた経験もあり、体力を活かして現在は週4回、なんと1回につき2〜4時間もテニスに打ち込んでおられました。

ところが、熱心に練習を重ねる中で右肘にチクリとした違和感を覚えるようになります。 「これくらい、すぐに治るだろう… 」と、痛みを我慢して練習を続けていたある日、ついにラケットでボールを打つことすら困難な激痛に変わってしまいました。

さすがに「これはマズイ!」と感じたYさんは、ネットで当院を探して受診されました。それまではご自身で湿布を貼ったり、YouTubeで見つけたストレッチを試したりして様子を見ていたそうです。 「大好きなテニスを休みたくない!」という強いお気持ちが、お一人での無理なセルフケアに繋がってしまっていたのですね。

さっそくYさんの肘を拝見すると、外側が腫れて強い炎症を起こしている状態でした 。 当院の強みである「超音波画像観察装置(エコー)」を使ってさらに詳しく状態を確認したところ、数ヶ月間痛みを我慢して負担をかけ続けた結果、筋肉に引っ張られた骨の表面が少し変形し、小さなトゲのようになっていることが分かりました。 これを医学用語で「骨棘(こつきょく)」と呼びます。

肘に骨棘と思われる画像が写っている超音波観察画像
エコーで見た際の骨棘と思われる画像(痛む部分と一致)

Yさんの肘の痛みは、基本的には劇的な「使いすぎ(オーバーユース)」が背景にあります。「もっと上手くなりたい!」という一生懸命な努力が、皮肉にも肘への大きな負担になっていたのです 。

ここで、テニス肘の具体的なメカニズムを少しお話しします 。

手首から肘にかけて伸びている筋肉(短橈側手根伸筋など)が、肘の外側の骨にくっつく部分で、引っ張られるストレスが繰り返しかかることで微細な傷がつき、痛みが発生します。 特に手首を反らす動作や、指でものを強く掴む動作で大きな負担がかかるため、実はテニスをしていないデスクワーカーや主婦の方、手先をよく使うお仕事の方にも非常によく起こる症状なのです。 これを総称して、一般的に「テニス肘」と呼んでいます。

肘の外側が痛む【テニス肘が治らない】理由。実は【体のゆがみ】が隠れた引き金に?

このテニス肘の痛みは、実は「なかなか治りにくい」ことで有名です 。 長引いてしまう最大の理由は、日常生活の中でどうしても肘や手首を「休ませることができない」からです。家事をする、スマホを触る、ドアノブを回すなど、私たちは無意識に手腕を酷使しています。

さらに、スポーツをされている方の場合は、肘そのものだけでなく「体全体のバランスの崩れ」という、隠れた根本原因が潜んでいるケースがほとんどです 。

今回、Yさんの全身のバランスを丁寧にお調べしたところ、特に気になったのが「過去に痛めた左膝のトラブル」でした 。

左膝に軽い痛みが残っていたために、テニスのプレー中に左足でしっかりと地面を踏ん張ることができなくなっていたのです。

本来、スポーツの力強い動作は、足の裏が地面を捉えたエネルギーが骨盤、体幹、肩、そして腕へと連動していくことで生まれます 。 しかしYさんの場合、足からのエネルギーが途中で途切れてしまっていたため、補うために手先だけでラケットを振る、いわゆる「手打ち状態」になっていました。 すべての衝撃を右肘だけで受け止めていたのですから、痛めてしまうのも無理はありません。

今回のトラブルは、痛みが出ている場所こそ「肘」ですが、本当にアプローチすべきなのは肘だけでなく、痛みの引き金になっている左膝を含めた「体全体のゆがみを整えること」でした 。

当院では、肘の炎症を早期に抑える局所的な施術と並行して、全身の連動性を取り戻すための整体施術を行いました。その結果、Yさんの肘の痛みは段階を踏んで劇的に軽減し、今では大好きなテニスのコートへ元気に復帰されています 。

肘の外側の痛みはこうして対応する。【テニス肘ストレッチ】と【テーピング】などの正しいケア方法

テニス肘の痛みは、正しい治療と根気強いセルフケアを組み合わせることで、確実に楽になっていきますのでどうぞご安心くださいね 。 ここでは、当院が患者様にも指導している「お家でできる効果的な対応方法」を3つご紹介します。

1️⃣ テニス肘ストレッチ(前腕の筋肉を優しく伸ばす)

手首から肘へとつながる筋肉の柔軟性を取り戻しましょう 。

  • <ストレッチ①:外側の筋肉>

    右腕を前にまっすぐ伸ばし、手の甲を上(手のひらを下)に向けます。左手で右の指先を掴み、手首を下に優しく曲げるようにして、腕の外側を10〜20秒ほどじわーっと伸ばします 。

    肘のストレッチ方法①


  • <ストレッチ②:内側の筋肉>

    今度は手のひらを上に向けます。同じように左手で指先を下に引っ張り、腕の内側も伸ばします。

    肘のストレッチ方法②

※どちらも息を止めず、お風呂上がりなどの体が温まっているタイミングで、気持ちいいと 感じる強さで3セットずつ行ってください 。

2️⃣ テーピング(キネシオロジーテープの活用)

市販されている伸縮性のある「キネシオロジーテープ」を使用します 。

手首の少し上から、肘の痛むポイントを通り過ぎて少し上のあたりまで、腕の筋肉のラインに沿って貼っていきます。 このとき、前腕の皮膚は少し伸ばした状態にし、テープ自体は引っ張らずに「置いていくように」貼るのがヨレないコツです 。

テニス肘に適したキネシオテープを貼ったところ
キネシオテープを添付したところ

さらに、手首と肘の痛む部分を横方向から補強するようにクロスして貼ると、筋肉の動きがサポートされて大幅に負担が減ります。

3️⃣ サポーター(テニス肘専用バンドの装着)

スポーツ量販店やドラッグストアで購入できる「テニス肘専用のバンド」も有効です 補強器具。

装着する位置がとても重要で、「肘の最も痛む部分から、指3本分ほど手首側に下がった位置」の筋肉が盛り上がっている部分に巻き付けます。あまりギューギューとキツく締めすぎないように注意してください。

テニス肘の痛みを軽減する肘のバンド
テニス肘バンドを装着したところ

まとめ

テニス肘は「肘の痛み」ではありますが、実はその背景に、過去のケガや足元のゆがみ、姿勢の崩れといった「隠れた別の原因」が眠っていることが非常に多い症状です 。

そのため、痛む部分に湿布を貼るだけでは、なかなかスッキリと改善しない時間のかかるトラブルでもあります。しかし、原因を見極めて根気よく体全体のバランスから整えていけば、必ずまた思いきりスポーツを楽しめる健康な体を取り戻すことができます 。

もし、加古川市周辺で「長引く肘の痛みに悩んでいる」「大好きな趣味を諦めたくない」とお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、ふじい整骨院にご相談ください。 臨床経験豊富な当院が、あなたの健康なスポーツライフを全力でサポートいたします。 いつでもお気軽にご連絡ください 。

監修:柔道整復師・鍼灸師 藤井憲之

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