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気象病による天気痛対策:日常生活にとりいれたい予防策をご紹介!

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 2024年11月22日
  • 読了時間: 6分

はじめに

 

「ここのところの気温差で体がなんとなくだるくてしんどい。」

 

「最近、天気が安定していないので、頭痛がする」

 

天気が原因でお体に不調を抱えている方は、多くおられます。

 

こんにちは。


兵庫県加古川市でふじい整骨院を開業しております、院長の藤井憲之です。


今回は、雨が降ると体調がすぐれない、頭が痛くなったり、肩がこる。なんとなく気分が良くない。


いわゆる気象病についてのお話になります。

 

なぜこのようなブログを書こうと思ったのかですが、当院にお越しの患者さんから

「実の姉が最近、調子が悪くて寝込みがちです。」


「何か良い方法はないでしょうか?」


と相談されたことがきっかけになります。

 

天気が良くない。気圧の変化がからだに及ぼす「気象病」とは?

 


 

「気象病」という概念をご存じでしょうか?


最近、ようやくこの概念も少しずつ知られてきていますが、お医者さんも、まだご存じない先生も多くおられるとお聞きしています。


 

天気の変化に伴う不調には 、頭痛・ めまい ・ 肩こり・ 腰痛 ・むくみ・ 耳鳴り、だるさ、気分の落ち込みなど実に様々なものがあります。

 

これらの病態を総称して 、「 気象病 」と呼ばれています。


特に、痛みが伴う症状を「天気痛」と称されることもあります。

 

これらの不調は 、天気 ・気圧 ・気温 ・湿度の変化が、耳の奥の内耳自律神経に作用して現れるもので誰にも起こりうる症状です。


※耳の中の様子。内耳と呼ばれる空間に影響がでる。


あるデータでは、20歳以上の成人1、000万人以上が 、天気の影響を受けているとも考えられています。


 (著書:「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本 著者:佐藤 純より抜粋)

 

気象病はなぜ起こる?そのメカニズムについて

 

山にのぼったときに、お菓子の袋がパンパンに膨らんでいたという経験をされた方はいらっしゃらないでしょうか?

あれは、


山頂へ行くと気圧が下がり、 袋の外側から押される力が弱くなるからです。


袋の中の空気を押す力と袋の外の力のバランスが崩れてしまいパンパンに膨らむ わけです。

 

このように気圧に変化が起こると、人間のからだにも影響がおきることは容易に想像することができます。

 

めまいは、内耳に異常が発生している時に起こりうる 代表的な症状の一つです。


人間のからだのなかで、気圧の変化を感じるセンサーは、内耳にあります。


気象病がない人よりも、ある人の方が内耳が敏感で微細な気圧の変化を感じやすいことはほぼ間違いないと言われています。


内耳が急激な気圧の低下 または上昇を感じると自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れ 、痛みなどの症状が現れます。

 

なので、この内耳の状態をよくすることと影響を受ける自律神経を整えることが大切になります。


自律神経は、なかなか自分自身ではコントロールすることはできませんが、習慣をかえることでその機能を改善または、整えることができます。

 

次に

日常性で取り入れると良い予防方法について書かせていただきます。

 

 

天気の変化で体調を崩さないために:日常生活で取り入れるべき予防策とは

 

毎日元気過ごすために天気に左右されず、日常生活で簡単に取り入れられる予防策をご紹介します。


どれも特別な道具や時間が必要ないので、ぜひ試してみてください。

 

1. 規則正しい生活を心がけましょう

自律神経のバランスを整えるためには、毎日のリズムがとても大切です。特に、睡眠時間や起床時間を一定に保つことが、自律神経を安定させるカギとなります。

 


毎日同じ時間に起きる:朝はできるだけ同じ時間に起きるようにしましょう。休日でも、あまり遅くまで寝ていると体内時計が乱れてしまい、気象病の症状が出やすくなります。

 


リラックスできる睡眠環境を整える:寝る前には、スマートフォンやテレビをなるべく控え、ゆったりとした音楽を聴いたり、温かいお風呂に入ったりすることで、リラックスした状態で眠りにつけるようにしましょう。


2. 栄養バランスの良い食事を意識しましょう

食事は、私たちの体を内側から整える大切な要素です。特に、腸内環境を整えることが自律神経にも良い影響を与えるため、毎日の食事で意識することが大切です。

 

  • 発酵食品を取り入れる:ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やし、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。毎日の食事に少しずつ取り入れてみましょう。


ビタミンB群やCを含む食品:ビタミンB群は、神経の働きを助ける重要な栄養素で、疲れにくい体を作るのに役立ちます。玄米や魚、豆類などに多く含まれています。ビタミンCはストレスへの抵抗力を高め、野菜や果物に豊富に含まれています。

 

 

3. 朝の光を浴びる日光浴を習慣にしましょう

日光を浴びることは、自律神経のバランスを整えるのにとても効果的です。特に朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜もぐっすりと眠れるようになります。

 

まず朝起きたら、カーテンをいっぱいに開けて朝日を部屋中に取り入れてください。


朝日を浴びることで体内のメラトニンというホルモンがリセットされ、夜も自然と眠くなり、深い睡眠が得られます。

 


 

朝の散歩や窓辺でのひととき:天気が良い日は、朝の少し涼しい時間に散歩をしてみてください。


もし散歩が難しい場合は、窓辺に座って5分ほど朝日を浴びるだけでも、効果があります。

 


 

4. 軽い運動で血行を促進しましょう

運動は血行を良くし、自律神経を整えるために効果的です。無理なく毎日続けられる軽い運動を習慣にしましょう。


ゆっくりとしたストレッチ:朝起きた時や夜寝る前に、簡単なストレッチを取り入れると、体の緊張がほぐれ、血流が良くなります。

 

例えば、手をカラダの前と後で繋いだ状態で、背中を丸めたり、胸を広げるようにするストレッチも効果的です。

 

 

5. ストレスをためない工夫をしましょう

ストレスは自律神経に大きな影響を与え、気象病を悪化させる原因にもなります。自分に合ったリラックス方法を見つけ、心身を落ち着かせる時間を作りましょう。

 

趣味や好きなことに集中する時間を持つ:たとえば、読書や編み物、ガーデニングなど、心が安らぐ時間を作ることで、ストレスが軽減されます。特に、外の天気に左右されない室内でできる趣味を持つと、天候に関係なく楽しめます。

 


 

深呼吸や瞑想:気分が落ち込んだり不安な時には、ゆっくりとした深呼吸を行うと、心が落ち着きます。瞑想を取り入れるのも効果的です。

 


椅子に座って目を閉じ、ゆっくりと息を吸って吐く時間を1日数分持つだけでもリフレッシュできます

 

まとめ

これらの予防策を日々の生活に取り入れることで、気象病による体調不良を予防し、毎日をより健康的に過ごすことができます。


天気に左右されない元気な体を目指して、ぜひ実践してみてください。


気象病は、なかなか他の方には理解していただけないこともあります。


他人から見ると、怠けているんのではと思われているかも知れません。


このような状態があることを是非、知っていただき、また理解していただけることで、精神的にも助かる方も多くおられると考えます。

 

当院は、兵庫県加古川市で開業しております。


もし、気象病でお悩みの方がおられましたら、一度ご相談ください。

当院でも治療が可能です。

 

このブログが、気象病の方、またその家族の方にとって有益な情報となりましたら幸いです。


最後まで、お読みいただきどうもありがとうございました。

 

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