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何気ない動作で右側の首が痛くなった。さらに後ろに回らないことで生活にも支障が。。

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 2023年9月6日
  • 読了時間: 5分

はじめに

 

 

夏の暑さが続くと、からだ全体が重くしんどいってことありますよね。


このような時期に特に起こしやすい状態として、首が回らないといった悩みをお持ちの方は、いらっしゃらないでしょうか。


この度、当院に「首が急に痛くなって右側に回すことができなくなってしまって困っている」という方からご相談がありました。

 

このブログを読むことで、


「首が急に痛くなった時にどのようにすれば良いか」について、理解していただけると思いますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

 

 

右側の首が痛くて回らない。なぜ痛くなったのか原因も分からなくて困っている。そのような時にどのような行動を取る方が良いのか?

 

 

その方の首の痛みは突然起こりました。


お話をお聞きすると、朝起きてから右側の首に痛みを覚えたそうです。

 

「少し寝違えたのかな?」と最初は思われたそうですが、今回の症状はかなりひどく辛いものでだったと教えていただきました。

 

次第に痛みは首から右側の背中まで激しく痛むようになり、首を回すことも上と下に向くこともほぼ出来なくなってしまわれました。

 

患者さんは、なぜこんなに痛むのか原因がわからないので、まずは病院でみてもらうことにしたそうです。

 

病院では、レントゲンとCT検査など精密検査を受けられましたが、特に骨の異常等はなく悪性のものでもないとのことで、湿布と痛み止めを処方され帰宅されました。

 


回らない首は、こうして対応。首を痛めた時にやってはいけないこととは?

 


 

しかし、湿布を貼ってもなかなか良くならないため、奥さんの紹介で当院に来院されたという経緯です。

 

患者さんから詳しくお話をお聞きすると、実は、ここ1週間ほど風邪を引いてしまい、身体全体が重だるく調子が悪かったことを教えてくださいました。

 

また、ここ2.3日は のども枯れて声を出すことも困難であったとのことでした。


おそらく、免疫が落ちて風邪を引いてしまったことで、身体の中の血の循環も悪くなってしまい、体力も低下していたのではないかと想像されました。

 

その状態では、肩こりを起こしたり、からだの機能も低下してしまいます。

 

実は、多くのケースで首が痛くなる前に、肩こり症状が強かったと教えてくださる方がいらっしゃいます。

 

このように、首の痛みが強くなってしまった時に、できるだけ行わない方が良いこととしては、首を触らないことです。

 

どうしても痛みが強いため、気になるのでご自身で首をさわることが多くなってしまうことがあります。


自分で押してみたり、首を伸ばしてみたり、とにかくに何かして良くなることはないかと色々とやってしまいます。

 

これは、人間の心理かもですね。

 

しかし、そこは我慢して安静にすることが、一番の近道であることをお伝えするようにしております。

 


右側の首が痛くて回らない。そのような時に行うとよい対処方法はこれだ!

 


患者さんは、湿布のほかに自分でできることは何も考えられなかったそうです。


まずは、状態を確認させていただくと、首まわりの筋肉がカチカチに固まっておられました。

 

また、少し痛むところを触らせていただくと、少し熱がある感じでした。


痛めた筋肉に熱をもっている状況でした。

 

「これは、炎症が強く起きたための反応である」と判断して、まずは炎症を抑える治療を優先。

 

そのあとは、からだ特に首の負担がないように、当院で行っている首以外の部分から整体を行って整えていきました。

 

炎症症状が強く、なかなかその部分から触ることができない時に、当院では首から離れた部分から治療を行います。

 

身体はつながっていますので、そういった方法をとることで、安全で患者さんに負担がかからない状態で処置を行えることが可能となります。

 

応急処置ではありますが、ご自身でできる対処方法を書かせていただきます。

 

それは、痛みが強い場合や熱感がある場合は、氷や氷嚢で痛む部分を冷やすことです。


 

湿布でも良いのですが、できれば氷を使用することをおすすめします。


湿布ではなかなか冷えてこないことが理由です。


冷やした後に、冷感湿布を貼って対応しても良いと思います。

 

当院で行った処置としては、

炎症を抑えるための処置を施して、その日は、テーピングと湿布で保護して終了しました。

 

その後

3日後にお見えになったときには、炎症も静まり首も随分と動かせるまでに回復されていました。

 

ご本人から「痛みはほとんど感じないように回復しています」とご返事をいただくことができました。

 

そして、その2週間後に来院されたときは、普段通りの生活に戻っておられました。


首の急な痛みは、ほんとに辛く何も出来ない状況になります。

 

「1日でも早く良くなってぐっすり寝たかったので、助かりました。」ともおっしゃっておられました。

 

 

 

まとめ

 

1.炎症があって熱がある場合は、その部分を冷やすことです。


2.そして、必要であれば固定(支え)をする方がラクになります。


カラーなど首を支えるものがあればいいのですが、なければタオルを首にやさしく巻き付けるだけも良いと思います。


少し支えがあるだけで、かなりラクになります。


さらに、テーピングや湿布をすることで、軽い支えになりますので行ってみてください。

 

※皮膚が以前に湿布テーピングかぶれた経験のある方は、無理に行う事はさけていただいた方が良いです。

 

今回は、「朝起きて首が痛くて右側に回すことができなくなった患者さん」の例をもとにお話をさせていただきました。


このような対応を行っても、なかなか痛みが治まらない、首が回らないといった症状が長引く場合は身体のゆがみなどほかに原因が隠れている場合もあります。


かかりつけの医療機関(整形外科)や整骨院を受診してみてください。


もし、加古川市など当院に近隣の方が困っておられる方がいらっしゃいましたら、当院にご相談ください。


症状を見極めた上で、適切な処置と施療をさせていただきます。


最後まで、お読みいただきどうも有り難うございました。

 

 

 

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