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介護業務で働く人のための腰痛予防ガイド

  • 執筆者の写真: 藤井憲之
    藤井憲之
  • 2024年8月23日
  • 読了時間: 5分

はじめに

腰痛は、多くの介護職の方が日常的に抱える悩みです。


腰の痛みや不快感は、仕事に支障をきたし、日常生活にも大きな影響を与えることがあります。

 

こんにちは。加古川市別府町にてふじい整骨院を開業しております院長の藤井 憲之です。


介護に関わる方々が、年々増えておられます。

 

特に介護業務では、利用者の体を支えたり、持ち上げたりする動作が多く、そのたびに腰に大きな負担がかかります。


私はこれまで多くの患者様の腰痛治療に携わってきましたが、その経験から、腰痛は適切な予防とケアを行うことで、大幅に改善できると考えております。

 

介護に関わる方で、腰痛に悩んでおられる方がおられましたら、このブログが参考になると思いますので、最後までご覧ください。


 

「腰痛に悩む 40代介護職のAさんが見つけた快適な働き方」

 

 

40代の男性、介護職に従事されるAさんは、長年腰痛に悩まされていました。


特に朝起きたときや、長時間の介護作業の後には、激しい痛みに襲われ、日常生活にも支障をきたしていたそうです。

 

初めて当院に来られたとき、Aさんは「このままでは仕事を続けられないかもしれない」と不安を口にされていました。

 


Aさんの症状を詳しく診せていただいた結果、

腰部の筋肉の緊張姿勢の悪さ原因であることが分かりました。

 

そこで、当院での施術に加えて、日常生活での姿勢改善と、腰の負担を減らすストレッチを指導させていただきました。


また、腰部の筋肉を強化するためのエクササイズも取り入れました。数週間後、Aさんは「痛みが和らぎ、仕事中の不安が減りました」と話してくれました。

 

適切なケアを継続することで、現在では痛みをほとんど感じることなく、快適に働けるようになっています。

 


「腰痛の原因とは?介護現場で知っておきたい負担軽減のコツ」

 

腰痛は、腰部の筋肉や関節、椎間板(ついかんばん)に過度な負担がかかることで生じます。


介護業務では、利用者を支える際に腰をひねったり、前かがみになる動作が多く、これが腰痛の大きな原因となります。

 


さらに、長時間同じ姿勢で作業を続けることも、筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、腰痛を悪化させます。

 

腰痛は、筋肉の緊張や椎間板の圧迫によって神経が刺激されることで、痛みやしびれを伴うことがあります。

 

また、心理的なストレスや疲労も、腰痛を引き起こす要因の一つです。


したがって、腰痛を予防・改善するためには、体だけでなく、心のケアも重要です。

 


「今日から始める腰痛予防—正しい姿勢とエクササイズの重要性」

 

1. 正しい姿勢を保つ

腰痛予防の基本は、正しい姿勢を保つことです。


立っているときや座っているとき、背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識しましょう。


作業中に前かがみになる際は、腰ではなく膝を曲げることを心がけるようにしてください。

 

2. 定期的なストレッチとエクササイズ


腰痛を予防するためには、腰部を支える筋肉を鍛えることも重要です。


簡単なストレッチを日常的に取り入れ、特に腰回りの筋肉をほぐすことを心がけましょう。


具体的には、腰をひねるストレッチや、腹筋を強化する運動が効果的です。

 

有効なストレッチとエクササイズです。


腰痛のための有効なストレッチ

1・ 膝抱えストレッチ<方法>


1)仰向けに寝転がり、両膝を曲げます。


2)両手で片膝を抱え、胸に引き寄せます。


3)その状態を20〜30秒間キープし、ゆっくりと膝を元の位置に戻します。


※ 反対側も同様に行います。


<効果>

腰部の筋肉を伸ばし、腰の緊張を和らげる効果があります。

 


腰痛のための有効なエクササイズ


1・プランク<方法>1)うつ伏せになり、前腕とつま先で体を支えます。


2)体が一直線になるようにし、腰が落ちたり上がったりしないよう注意します。


3)その姿勢をできるだけ長くキープします(最初は20〜30秒を目安にし、慣れてきたら時間を延ばします)。

 


<効果>

腰部や腹部の筋肉を強化し、体幹を安定させることで腰痛の予防と改善に役立ちます。

 

これらのストレッチとエクササイズを日常的に行うことで、腰痛の予防と改善に役立ちます。


最初は無理のない範囲で始め、徐々に強度を上げていくと効果的です。

 

3. 福祉機器の活用


介護現場では、無理に一人で利用者を持ち上げるのではなく、リフトや持ち手付きベルトなどの福祉機器を積極的に活用しましょう。


これにより、腰への負担を大幅に減らすことができます。

 

4. 自己管理の重要性

腰痛は一度改善しても、自己管理を怠ると再発しやすいものです。


日常生活でも、重いものを持つときは膝を使う、長時間同じ姿勢を避けるといった注意を心がけてください。


また、定期的にストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐすことが大切です。腰痛を予防するためには、継続的なケアが必要不可欠です。

 


まとめ

 

腰痛は、適切な対処を行うことで改善できるものです。


まずは、日常生活での姿勢や作業方法を見直し、腰に負担をかけないよう心がけましょう。


そして、定期的なストレッチやエクササイズを取り入れ、腰痛になりにくい体を作ることが重要です。

 

もし腰痛が続く場合や改善が見られない場合は、専門家に相談し、適切な治療を受けることをお勧めします。


腰痛に悩む方々が、少しでも快適に過ごせるよう、このブログがお役に立てれば幸いです。


腰痛についてのご相談や、詳しいアドバイスが必要な方は、当院にお気軽にお問い合わせください。


あなたの健康を全力でサポートいたします。

 

 

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